「マインドフルネスストレス低減法」を読んで
今、流行りの「マインドフルネス」。
その創始であるJ.Kabat-Zinnが、ストレスクリニックで行われている8週間の「ストレス対処およびリラクゼーションプログラム」の臨床体験に基づいて書いた本である。
いわばマインドフルネスの原点の本である。
こんにちは、くらひろです。
小林弘幸氏の著書『なぜ、「これ」は健康にいいのか?』を読み呼吸に興味を持ちました。これだけでストレス少なくなるなら凄くね?という程度でしたが。こちらの本では主に副交感神経を高めるという話でした。
そしてその後、メンタリストで有名なDaiGo氏の著書などを見てマインドフルネスというのを知りました。
マインドフルネスとは
「今、この瞬間」の自分の体験に注意集中して、価値観を捨て五感の感じるがまま、あるがままに受け入れること。
これだけだとよくわかりませんね笑
マインドフルネス?瞑想じゃないの?胡散臭くない?という方もいるでしょう。
私もいろいろな本を読むまでは「瞑想とか効果無いだろう。神頼みとかそんな感じやろう。」と思っていました。
マインドフルネスの実践法
瞑想と聞くと座禅を組み目をつぶりジッとしとく…というのを思い浮かべますが、マインドフルネス瞑想法はそれだけでは無い。
この本で出てくる瞑想法は4つ
- 静座瞑想法
- ボディー・スキャン
- ヨーガ瞑想法
- 歩行瞑想法
座禅を組んで~というのは静座瞑想法である。この4つに共通しているのが「今、この瞬間」に集中して、あるがままに受け入れることである。
例えば静座瞑想法は、覚醒状態(目をつぶると寝てしまうのはだめ)で床または椅子に座り姿勢を整え、ただ呼吸をする。
このときに意識も呼吸に集中する。
もし雑念が出てきてもまた呼吸に意識を戻す。
ただこれだけである。
感想
この本の構成は
- 第一部…マインドフルネスのテ実践法。
- 第二部…マインドフルネス瞑想を応用し様々なストレスの対処法。
- 第三部…精神が肉体に影響する話。
という感じである。
過去の事例を交えて分かりやすく書いてあるが、マインドフルネスに興味を持ったから読んでみたろ!と軽い気持ちで読み始めると挫折するかも…
その反面とても内容が濃く読み応えがあり、さすが原点である本だなと感じた。
実際にマインドフルネス瞑想をやってみて、書いてあることがなんとなくわかったような気がした。本を読んだらまずは実践して欲しい。
やってみたら分かるが、呼吸に集中しようとしても雑念だらけだなと感じると思う。気がつけばこれからの予定のこと。過去に起こったことを考えている自分がいる。
そこに気がつけば良いのだが中々気づかないときもある。
それでも続けていけばストレスは少なくなり集中力も上がるという。さらに慢性的な痛みにまで効くこともあるという。
これからも時間を作りやっていきたいと思う。
興味を持たれた方は最近出たようなマインドフルネスの本から読み、さらに深く読みたいと思ってから読み始めてはどうだろうか。